フォトウェディングは、結婚写真を一生の思い出として残すことができます。忘れられない1枚にするためにも、メイクにこだわって綺麗な自分を残したいですよね。
今回は、フォトウェディングをする際のブライダルメイクのポイントについて紹介していきます。
普段のメイクと違うブライダルメイクの特徴
ブライダルメイクは、普段のメイクとは方法もポイントも大きく違います。この章では、普段のメイクと違うブライダルメイクの特徴を4つ紹介していきたいと思います。
持続力がカギ!ベースメイクに重点を置く
結婚式よりも時間がかからないフォトウェディングでも、衣装を変えたり撮影場所を移動したりするとなると、撮影が長くなってしまうこともあります。
夏場や外での長時間の撮影になると、普段のメイクでは持続力が足りず、後半はメイクがよれてしまうかもしれません。そのためブライダルメイクでは、ベースを重視したメイクを行います。
ベースメイクを徹底するためにまずは、落ちにくいベースクリームを使用し、ファンデーションなどでマットな質感の肌に仕上げます。クリームファンデーションではテカリやよれが気になりやすいので、基本的にはパウダーファンデーションで仕上げます。
色味よりも血色感を重視
ブライダルメイクというと華やかなイメージですから、たくさん色を乗せてとにかく派手に仕上げると思われがちです。しかし、実際はそうとは限りません。撮影で光を飛ばすことなどを考えると、派手なポイントメイクが不自然になってしまうこともあります。
そのため、ブライダルメイクでは血色感を出す程度にとどめます。例えばチークなど。派手な色味ではなく、自然な赤みを出すために、ほんの少し乗せる程度で十分です。
光によるきらめきを意識する
フォトウェディングでは、光を飛ばして肌をより綺麗に見せるように撮影が行われます。この時の光をうまく利用するためにも、きらめきを意識してメイクをするのもポイントの一つです。
例えば細かい粒子のラメを控えめに入れたり、ハイライトなどを効果的に使って光を集める工夫をしたりなど。光をうまく使うことで、より肌を綺麗に見せることができます。
顔立ちを作る部分を濃くする(まゆ・チーク)
ブライダルメイクでは、アイシャドウやアイライナーなどを濃くすると不自然に写ってしまうかもしれません。ポイントメイクを濃くすると、撮影の際の光の加減でそこだけ浮いて見えてしまうので、注意が必要です。
ブライダルメイクで素顔をよりくっきりと綺麗に見せるために濃くするのは、まゆやチークなどの骨格を印象付ける部分にしましょう。まゆやチークがはっきりしているとメイクのメリハリがついて、写真写りが良くなります。
フォトウェディング用メイクのポイント
フォトウェディングで写真写りを良くするには、どんなメイクを意識したらよいのでしょうか。以下にまとめているので、チェックしてみてください。
女性の場合
女性の場合はまず、コンシーラーや化粧下地を丁寧に塗ってしっかりとベースを作りましょう。ウェディングドレスはデザインや素材によっては重く感じることもあります。重い衣装を着ての移動や外での撮影は、汗をかくこともあります。化粧崩れを防ぐために、コスメはウォータープルーフタイプを使うようにしましょう。
アイメイクは濃い色でなくてもよいので、範囲を広くとって目元を大きく見せるのがポイントです。チークは血色感を出す程度にとどめ、リップはテカリの少ないマットなタイプを選ぶようにしましょう。
男性の場合
男性も女性同様、ベースメイクを重点的に行いましょう。特に男性は女性よりも皮脂量が多いので、化粧が崩れやすい傾向にあります。パウダータイプのコスメを使うようにし、オイリーな仕上がりにならないように注意しましょう。
また、男らしさを出すためのまゆメイクも重要です。まゆの手入れがされていないと、だらしない印象になり、せっかくメイクをしても台無しになってしまうこともあります。眉の形を整えて、顔全体の印象が男らしくなるようにしましょう。
口元にかさつきがあると写真写りも悪くなるので、男性でもリップメイクが必要になることもあります。乾燥が気になる場合はリップクリームで保湿をし、くすみが気になるようなら薄い色の口紅で血色感を出すこともポイントです。
衣装によるブライダルメイク
女性の場合は、着る衣装に合わせたメイクをすることも大事です。洋装と和装では雰囲気も違うので、合うメイクも変わってきます。
白いウェディングドレスを着る場合は、衣装に負けないようなメイクをする必要があります。撮影シーンによっては、遠くからでも映えるようなメイクを心がけることも大切です。
また白無垢や和装をする場合は、唇には赤リップがベター。唇よりやや小さめに塗ることで、日本らしい奥ゆかしさを表現することもできます。
フォトウェディングのセルフメイクで気をつけること
ブライダルメイクは、自分ですることもできます。ただ、自分でする際には普段慣れているメイクではないので、納得のいく仕上がりにならないかもしれません。上手に仕上げるために、以下のポイントに気をつけてメイクを行いましょう。
マットなベースで崩れにくくする
クリームタイプのベースコスメは、汗をかくと崩れやすくなってしまいます。キープ力も弱いので、マットな質感のパウダーベースを使いましょう。ウォータープルーフタイプだと、なお安心です。
コントゥアリングをうまく使う
メイクの技法の一つに、コントゥアリングというものがあります。ハイライトやシェーディングを効果的に使って顔に陰影を作り、顔立ちをくっきり見せるための方法です。ポイントメイクを派手にすると撮影の際に光が飛んで浮きがちですが、コントゥアリングをうまく使えば、顔をすっきりと見せることができます。
衣装とのバランスを考える
ブライダルメイクにおいては、衣装とのバランスも重要です。例えば白いウェディングドレスなど全体が白くみえるので、濃い目のポイントメイクではちぐはぐで不自然な印象になってしまうかもしれません。
この章では、セルフメイクのポイントについて解説してきましたが、普段慣れないメイクをするのは、難しいと感じる人もいるかもしれません。そのような場合には、撮影の際の光の当たり方や、写り方などをしっかりと把握しているプロのスタイリストにお願いするのがオススメです。
フォトウェディングメイク時のメイクオーダーのコツ
ブライダルメイクをプロに依頼するのであれば、できる限り自分の希望をしっかりと伝えることが大切です。お任せも出来ますが、仕上がりに違和感を感じることもあるかもしれません。納得のいく仕上がりを手に入れるために、どんなメイクをしたいのかということを、以下のポイントを押さえてオーダーしてみましょう。
シチュエーションを具体的に伝える
フォトウェディングでもシチュエーションを決めて撮影することになるので、まずはどんなシーンのメイクなのかということを具体的に説明しましょう。
例えば、屋内での撮影と屋外での撮影では光の当たり方も変わってきます。また、昼間の撮影なのか、夜間の撮影なのかということによっても写真写りは変わってくるものです。スタイリストはプロですから、シーンを具体的に説明すれば、そのシチュエーションに合うメイクを提案してくれます。
コンプレックスがあれば伝える
自分の顔にコンプレックスがある場合、スタイリストが知らずにメイクをしてしまうと、自分のイメージと違う仕上がりになってしまうこともあります。目立たせたくない部分があるのであれば、あらかじめ伝えるようにしましょう。
パーツごとに具体的に伝える
こだわりがある場合、パーツごとの自分の希望を伝えることも大切です。具体的に希望を提示してもらった方が、スタイリストもメイクを考えやすいものです。曖昧なイメージよりは、パーツごとに細かく指示をした方が、より思い通りのメイクに仕上げてもらいやすくなります。
例えば、「ベースはなるべく色白に見せたい」「まゆはナチュラルに」「アイラインはブラックでくっきりさせたい」など、その条件の中で、スタイリストがきちんとバランスをとって仕上げてくれるでしょう。
理想のフォトウェディングメイク
今回は、フォトウェディングのメイクについて紹介してきました。フォトウェディングはさまざまなロケーションで撮影できるというメリットがある一方、どんな状況下でも綺麗に写るように、メイクも工夫しなくてはなりません。
やんばるウエディングには、経験豊富なスタイリストが揃っているので、きちんとオーダーをすることで理想通りのメイクに仕上げてもらうことができます。沖縄の美しい海と納得のいくメイクで、美しい姿を一生の思い出になる写真に残しましょう!